ランスロット(Fate/Grand Order)製作記

洗浄が終わったら食器乾燥機で乾燥させます。
■バリ取り・気泡埋め(2018.8.11)

パーツが乾いたらゲート・パーティングラインを処理します。
スクレーパーやダイヤモンドヤスリで処理します。

パーツの処理中に気泡を見つけたら埋めます。
レジン棒を削り、瞬着で気泡に接着したら削り出します。

今回製作するのはアクションフィギュアですので、動かしたときの塗装のハゲる危険性が有ります。
そこで、塗料の食い付きを良くするために表面を荒らしておきます。
パーツ右側が処理した状態です。
HiQPartsのロックピンセットにゴットハンドの神ヤスを挟んでヤスリ掛けしました。

アーマーが重なってる所はマイクロチゼルでスジボリをして別パーツ感を増してます。
■軸穴開口(2018.8.18)

ジョイント軸穴を開けるときはドリルにテープで目印をしておき、掘り過ぎない様にします。

プラボールの受け口はドリルで大体の大きさの穴を開けたらリューターで少しずつ様子を見ながら仕上げます。

股関節ジョイントの受け穴はキットの指定では水平に開ける様になってますが、それですとジョイント軸を半分ぐらいカットしないといけません。
そうすると保持力に不安が出るため依頼主と相談して斜めに開口する形にしました。

股間と肩のジョイントは片側を少し切り詰める必要があります。
短くしたジョイントの長さがバラバラだと困るのでプラパイプでゲージを作りました。
このゲージにニッパーの刃を当て、軸をカットします。
各部がトゲトゲで、それがシャープに造型されていてカッコイイです。
その分エッジの気泡処理が大変でしたが、しっかり処理しないと原型の良さをダメにしてしまうので丁寧に処理しました。
この後バラして2度目の洗浄です。
■スジボリ(2018.8.31)■
太股等に有る黒い線は凸モールドになってます。(青線)
コレの縁をケガいておくとスミ入れで塗り分けがハッキリします。
数が多いので大変ですが、ココでしっかりやっておけば後々楽になり、結果時間も短縮できます。
鎧の紫と黒い部分の境界線もスジボリします。(赤線)
ココは鎧が重なってる部分でもあるので深めにスジボリしておきます。
■2回目洗浄(2018.9.5)■
パーツの加工が終わったら2度目の洗浄をします。
2度洗浄することで離型剤落としを確実にし、作業で付いた削りカスや手の脂を除去します。
■サフ吹き(2018.9.6)
パーツを乾かしたらガイアのマルチプライマーを吹いた後、サフを吹きます。
■パーツ加工
手首と肩には細かい飾りを付けますがパーツが小さいので慎重に作業します。
飾りを接着したら飾りの周りをスジボリして別パーツ感を出します。
手に持つ鉄パイプの先端は資料を参考に凸凹に加工しました。
■最終仮組(2018.9.17)
ランスロット、最終仮組しました。
全てのパーツを付けて各部をチェックします。
背中から生えるビット(?)は自遊自在という針金で接続しました。
針金は自由に曲げられるのでポーズに合わせられます。
チェックをして問題なかったのでバラして塗装です。
■塗装(2018.9.19)
鎧の黒い部分をガンメタで塗るために下地の黒を吹きます。
ガンメタをMAX塗りしたらマスキングします。
マスキングしたらベースグレーを塗り、鎧色の暗いメタリックパープルをMAX塗りします。
塗り終わったらやや明るい塗料でハイライトを入れます。
アロンダイトは側面を塗ったらマスキングして全体を塗ります。
頭から生えている布状の物は2段階にグラデ塗装しました。
手足の黒い線はシタデルで筆塗りしました。
鎧の溝等にスミ入れしました。
シダテルとスミ入れのエナメルの保護に半ツヤクリアを吹きました。
鎧部分にレイヤーバイオレットをコートしました。
全体にスモークを吹き、トーンを落としました。
目と鉄パイプの発光部分をシタデルで赤く塗りました。
全体を半ツヤクリアで仕上げます。
頭の布部分はツヤ消しにしました。
クリアが乾燥したら組み立てて完成です。
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